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建設現場と英語と時々ギター

アメリカでの仕事の経験をベースに翻訳やら通訳やらしています。ギターが趣味です。

建築用語~か行

外構工事(がいこうこうじ): 建物本体以外の外部廻りの工事。舗装工事、排水工事、造園植栽工事などを意味します。英訳を検索するとlandscaping workと訳されていることが多いのですがlandscaping には植栽工事に関係する要素が多い印象があり、一般に外構工事には舗装、雨水排水、照明など様々な構造体、設備が含まれるので個人的にはこの役は採用していません。いろいろと試行錯誤した結果現在はexterior improvement workとしています。

被り(かぶり):コンクリート表面から鉄筋、鉄骨までの被覆厚。この場合の「被り」はcoveringconcrete coverまたはcover concreteと文脈に従って訳せます。「土被り」の場合はoverburdenまたはearth coveringとなります。

切妻屋根(きりづまやね):屋根の最頂部の棟から地上に向かって二つの傾斜面が本を伏せたような山形の形状をした屋根。gable roofと訳します。

栗石(くりいし):直径15センチメートル 前後の大きさの石。地盤固めや石垣の埋め石などに用いる。「栗石」単体であればcobblestoneと訳されますが、「割栗石」がよく見受けられます。この場合の訳はrubbleあるいはriprap(捨石)となることがあります。

グルニエ(ぐるにえ)Grenier:フランス語で屋根裏部屋(attic、garret)のこと。ロフトと似ているが、ロフトが天井高を高くして部屋の一部を2層式にした上部スペースのことをさすのに対し、グルニエは屋根裏を利用した収納スペースのことを指す。

蹴上げ(けあげ):階段の一段の高さ。riseまたはriser

蹴込み(けこみ):階段の踏板先端から下の踏板の足の踏込み部分が引っ込んでいる部分のこと。この説明は「蹴込み寸法」であって、普通「蹴込み」は蹴込み板を指しriserとなります。「蹴込み寸法」は踏板(tread)が下の段より前に出ている寸法を指すのでtread projectionが適切かと思います。

高規格住宅(こうきかくじゅうたく):住宅金融公庫融資住宅の一つで、良質な住宅建設への誘導を目的としている。高規格はhigh-gradeと訳されますが、この例の場合「住宅金融公庫融資」と言うキーワードを反映させた方がいいと思います。High Grade Dwelling Unit(s) financed by the Housing Loan Corp.としてはどうでしょうか。

構造用合板(こうぞうようごうはん) structural plywood: 建物の構造耐力上主要な部分に使われる合板で特類(Special Category)と1類(Category 1)がある。(補足:調べたところ構造用合板の特類、1類は接着部分の耐久性の性能を示し、構造用以外の合板を含むと2類もあります。)

構造用集成材(こうぞうようしゅうせいざい) structural glued laminated wood (member):挽き板を繊維方向に組合せ、接着剤で接合した木材加工製品。節などの欠点を取り除いてあるので強度のばらつきが少なく、狂いや割れが生じにくい。また耐力が大きく3階建て木造住宅ではよく使われている。1980年代アメリカの住宅建設ではよく根太(floor joist)材にこの種の材料が使われていました。"Glue-Lam Timber"のように呼ばれていました。強度はあり、品質のばらつきも少ないのですが、結構重いです。

 

建築現場で使われている!用語集 | 工事現場ドットコム - 工事現場のことならすべてが分かるサイト